こんにちは。
庶民派代表、会社員のアセロラです。
「ラグジュアリーカード」というカードはご存知ですか?
年会費が最低5万円〜というなかなかお高いカードなのですが、実は希少な金属製カード!
一目見た時から気になって仕方がありませんでした。
アセロラ
なんだこのカード!?かっこいい・・・欲しい!!!
アセロラ
いやでも冷静に高いな・・・
アセロラ
でもやっぱり欲しい!!
・・・気づいたら、手元にはラグジュアリーカードが届いてましたね。
結局使い始めて、かれこれ10ヶ月くらい経ちます(笑)
さて、この記事は過去の自分と同じように、「高いな!」vs「でも欲しいな!」で揺らいでいる人に向けて書きたいと思った記事です。
以下のような悩みに対して、何か参考になれば幸いです!
- 年会費が高く元を取れそうにない
- コロナ禍なのでフル活用できなさそう
- (ぶっちゃけ既に欲しい状態だけど、あと一押しが欲しいな・・・)
ちなみに記事の性質上、ある程度ラグジュアリーカードのスペックをご存知の方向けに書いてしまってます。
「そもそもラグジュアリーカードって何?」という方向けにもいずれ記事を書きたいと思ってますので、そちらを期待されていた方はまた次回をお待ちください・・・。
2021年3月から「全国映画館優待」がリニューアルされ、優待条件に変更が入りました。
コスパで言うと映画無料→半額となり、やや改悪です。
コスパへの影響について知りたい方は、この記事後半をご覧ください。
それでは早速参りましょう!
目次
前置き:ラグジュアリーカードはカッコいい趣味カードです
ここから先の紹介をするにあたり、この前提があります。
私にとってラグジュアリーカードは、
とにかく「かっこいい」けど、コスパが悪い「趣味カード」
という認識です。
なので結論から言うとこんな人におすすめです。
- コスパ度外視でかっこいいカードが欲しい人
- コスパ度外視で趣味カードとして欲しい人
「実はコスパも良いですよ!」というレビューを期待されていた方々には申し訳ありません・・・。
事実として、正直コスパは楽天カードとかの方が良いと思います。
ですがそもそも、ファッションや趣味としての出費なら「コスパが悪い=悪」ではないことを忘れてはいけません!
アセロラ
自分が満足できることが最重要で、コスパは二の次という考えです。
旅行先ではちょっと高くても、珍しかったり美味しいものを食べるのと一緒ですね!
というわけでここから先は、「かっこよさ」はもちろんのこと「趣味カードとしての優秀さ」にフォーカスして、ラグジュアリーカードの魅力をお伝えしていきます!
趣味カードとしての使い道とは?
「かっこよさはわかるけど、趣味カードってどう言う意味?」という疑問に補足をしようと思います。
ここでいう趣味カードとは、
- カードを持っていること自体は実用的でなく、あくまで趣味
- それだけでなく、カードのおかげで自分の趣味を広げるきっかけが生まれる
という2つの意味のつもりで書いてます。
特に「2」の意味でラグジュアリーカードは優秀で、持っているだけで趣味が広がるきっかけが生まれてくるんですよね。
なぜなら、ラグジュアリーカードは他のカードにない多彩な特典を提供し続けているからです。
ラグジュアリーカードを持ってるだけで「自分の趣味の幅が広がる機会」が増える
アセロラ
普段自分から見聞きしないような「新しい世界」をラグジュアリーカードは次々に見せてくれますね。
優待特典がきっかけで新しい趣味も増えました(笑)
この辺りの話はこの記事の中で詳しく触れますね。
払うはずだった年会費で趣味を広げれば良いのでは?→多分無理です
ラグジュアリーカードの特典で趣味が広がるかも、という話をしました。
ところがラグジュアリーカードの年会費は年間5万円以上。
その上元が取れないのなら、次のようが疑問が上がると思います。
払うはずだった年会費5万円で、気になってる特典を自分で買えば良いのでは?
欲しいものにだけお金を払うから安く済むし。
この考えは一理あります。
ラグジュアリーカードの特典全てを必要とする人は少ないからです。
例えば、ラグジュアリーカードの特典の「映画館優待」をきっかけに映画が趣味になるかも?と期待している人は、ラグジュアリーカードを発行せずとも自分で映画のチケットを毎月買えば良いわけですね。
ところが、この考えには大きな欠点があります。
それは、「今まで映画のチケットを買わなかった人が、明日から毎月チケットを買うようになるか?」と言う点です。
今まで特に「映画を観たい」と思わなかった人が、急に観たくなるかは疑問が残ります。
アセロラ
今までしてこなかった事をするようになるには「きっかけ」が必要ですね。
私個人の考えとしては、趣味とは意気込んで発掘するものではない気がしています(笑)
例えば私の場合は、
- 友人に誘われて試してみたり
- 良い評判を聞いて試してみたり
- 店頭で一目見て興味をひかれて・・・
というほんの些細な「きっかけ」から徐々に趣味になっていくパターンが多いです。
こんな私のように「きっかけが徐々に趣味になるタイプの人間」にとっては「自分では目をつけないような新しい物に触れる機会が勝手に増える仕組み」があった方が好都合なんですよね。
そこでラグジュアリーカードの出番です。
改めて、趣味カードとしてのラグジュアリーカードのメリットを正しく押さえておきましょう。
× 年会費を払うことで新しい体験を受けられる
○ 自分から何もしなくても、新しい体験のきっかけを次々と届けてくれる
申し込みの決め手は?
さて、前置きの時点で「コスパカードではなく趣味カードなんだ」いう考えはお伝えしたものの、私にとってラグジュアリーカードの申し込みはお高い買い物でした(笑)
なので、ちゃんと自分なりに判断基準や納得要素を考えて決めました。
私の場合、決め手となったポイントは以下の4つでしたね。
- 新生銀行経由だと半額だから
- 映画館優待を使うと思ったから
- 新しいサービスをどんどん追求していているから
- 何よりかっこいいから
新生銀行経由だと初年度年会費が半額だから
ラグジュアリーカードには、初年度年会費半額の割引特典があります。
新生銀行のWEBサイトから申し込みをすることでキャンペーンが適用されるので、検討の際にはこちらからの申し込みがお勧めです。
半額は嬉しいけど、支払い口座を新生銀行にしたり、新規口座開設が条件だったりしない?
当時私もそう思ったのですが、ご安心ください。
WEBサイトからの申し込みだけでちゃんと年会費は半額になりましたし、楽天銀行の口座引き落としで使えてます。
映画館優待を使うと思ったから
映画館優待はラグジュアリーカードのサービスの中でも比較的使いやすいので、他の方々のレビューを見ていても人気のポイントの1つですね。
私はもともと映画館でポップコーンを食べるのが好きなので、この優待を結構使うだろうと考え、決め手の一つとしていました。
で、実際どれくらい使った?
得した?
アセロラ
今は時勢的に上映している映画が少なく、そんなに使えていないのが正直なところ。
結局、金額ベースで言うとあまり得はしていません。
どの程度映画館優待がコスパに効いてくるかは、この記事後半でご紹介しますね。
新しいサービスをどんどん追求しているから
この点が「趣味カードとしてのラグジュアリーカード」の最大の強みだと思っています。
ラグジュアリーカードは、他のカードでは見られないような特典を次々と繰り出してくるフットワークの軽さが素晴らしいんですよね。
例えば、ダイニングのサービス。
よくあるカードのサービスでは、コンシェルジュへの予約依頼や料理のアップグレード、1名無料などがありますよね。
ところがラグジュアリーカードでは、指定のレストラン予約をするとハイヤーを手配できる「ラグジュアリー リムジン」というサービスもあったりします!
アセロラ
車を運転したり電車に揉まれずにレストランを楽しめるとは、なんて贅沢なんでしょう・・・。
ラグジュアリーカードの優待の中でも、人気が高い優待の1つですね。
他のサービス例としては、最近発足したLCオーナーズコミュニティ。
これは、ラグジュアリーカード会員が所有しているビジネスのサービスを、他の会員向けに優待付きで提供できる仕組みです。
そもそもラグジュアリーカードの会員層は、6割が経営者なのだそう!
自分のビジネスを持っているということですね。
この仕組みで生まれるメリットとしては、こうなるわけです。
- 経営者:自分のサービス(商品)をカード会員に紹介して顧客を増やせる
- 他の会員:今まで見たことのないサービス(商品)を特別価格で受けられる
これってすごいことで、クレジットカード会社が頑張って特典を考えて作らなくても、経営者会員がサービス優待の特典を提供してくれるってことですよね!
アセロラ
このプラットフォームが実現できるのは、経営者会員を多く獲得しているラグジュアリーカードならではだなぁ、と思います。
さて、ここまで「新しいサービスを追求している」例を紹介してきました。
もちろん、「新しいサービスを追求すること」に対して興味ない方もいるかと思いますが、私はこういう価値観が結構好きです。
「持ってるだけで色々な世界へのきっかけを作ってくれる」「次はどんなサービスがくるんだろう?」というワクワクに心動かされたんですよね。
それってまさに「趣味」として大事なことだと思ったので。
何よりかっこいいから(重要)
色々とラグジュアリーカードの魅力に触れてきましたが、一番の決め手は何と言ってもかっこいい点です!
一目見た時からビビッときました。
- シンプルで主張しすぎないデザイン
- 手に持った時のずっしりした重厚感
- 落とした時の「カラン」という音
この完成度のカードは、他に見られないです。
所有欲の満たされ方が半端ではありません。
きっとラグジュアリーカードが気になっている人のほとんどが、同じように考えているのではないでしょうか。
ところが、周囲の人や、もしかしたらもう一人の自分が、あなたにこう囁いていませんか?
そもそも、たかが決済手段のカードにそんなデザイン必要?
この意見はごもっともですね!
決済手段にデザインは必要ではないです!(笑)
ですが、理屈でいくら考えても、やっぱり欲しい!という直感が働いたのなら、そんな人にこそおすすめできる一枚です!
なぜなら、コスパや優待については他のカードでも代替できますが、「ラグジュアリーカードが欲しいという所有欲」は他のどのカードを持っても満たせませんから!
チタンよりブラックを選んだ理由
そんなわけで、趣味カードとしてラグジュアリーカードをゲットしようと意気込んだ私。
次に悩んだのは「Titanium Card」vs「Black Card」です。
どのようなスペック差があるか網羅しようとすると長くなるので、特に私が注目した点を述べたいと思います。
コンシェルジュにメール依頼できるから
ラグジュアリーカードはコンシェルジュサービスが利用可能です。
チタンカードだとコンシェルジュへの依頼連絡は電話のみのところ、ブラックカード以上だとメール依頼が可能。
これは当時も重視してましたし、使っている今も便利に感じます。
- 電話するための時間を確保する必要がなくなる
- 文面で依頼できるので抜け漏れを防げる
- いつ何を依頼したかメールで後から確認できる
ざっと上げるだけでもこのようなメリットがあると感じています。
アセロラ
そもそも普段から電話を使う人間ではないので「コンシェルジュのために電話をわざわざするのはなぁ」という感覚でした。
ブラック以上で受けられる特典が多いから
コンシェルジュ以外にも、ブラックならではの特典が多い印象です。
例えば、以下のようなものがありますね。
- ラグジュアリーリムジン
- ソーシャルアワー
- 美術館優待
- Luxury Tea 無料
美術館優待とLuxury Teaは私も実際に利用したことのあるサービスで、最終的に趣味にまで発展したものです(笑)
ただこれらは、実際にカードを手に取るまでは「うーん、利用するかな?」くらいの認識でした。
ですが実際、優待として用意されると使いたくなるんですよね。
なので趣味カードとしてラグジュアリーカードを選ぶなら、最初から用途を決めてしまわずに多くの特典があるブラックを選んでおくのは、悪くない選択肢だと思っています。
どのみち初年度は半額だから
「良さそうなら後からブラックにアップグレードしても良いしな・・・」とお考えの方もいるかと思います。
私もそう思いましたが、初年度半額特典の存在をお忘れなく。
チタンなら25,000円引きのところ、ブラックは50,000円引きのメリットになります。
かっこいい(鋼の意志)
やっぱりかっこよさは一貫して大事ですよね。
所有する理由の半分近くはこれですよ。
さて、チタンもブラックもどちらもかっこいいのですが、私の好みはブラックでした。
- もともとブラックカードに憧れていた
- マットブラックの質感が良かった
- カードケースに入った姿を想像するとブラックがいい
などなどの理由でブラックを選びました。
アセロラ
ここは正直、本当に個人の好みですよね!
中には「趣味カードとしてブラックが良さそうだけど、かっこよさはチタンの方がいい・・・」という方もいるかもしれませんが、ぜひ自分の直感に正直に選んでみてください。
実際何して使ってるか
それでは実際に、私がらグジュアリーカードをどのように活用しているか例を出してみようと思います。
特に、個人的に趣味に繋がったなと思えるサービスを中心に紹介してみますね。
ワイン優待
ラグジュアリーカードはワインのサービスにも力を入れています。
- 会員限定で希少ワインを確保し、優待価格で提供
- Firadisワインクラブでのクーポンに高還元率でポイント交換可能(ブラックで2.75%)
希少ワインの方は正直そこまで興味が湧かず、そもそも「何が希少なのかわからないので楽しみようがない」という状態でした。
ですが、まあまあ頻度高く専用アプリに案内が来るわけです。
次第に、
アセロラ
そんなにワインって良い物なのか?(興味)
アセロラ
ワインが趣味ってかっこいいかも(下心)
と見事に心動かされていき、結局Firadisで初心者向けの「○本セット」の品を買ってみました。
Firadisのサイトには事細かに「香り」「飲み頃」「合わせる料理」などなど説明が書かれていて、「こんなに奥深いのか!」と驚かされたのを覚えています。
ワインといえば特に味わい方も細かくて、
- グラスを選ぶ
- 注いで色を見る
- 香りを嗅ぐ
- グラスを回す(スワリング)
- 舌と歯茎で味を感じる
などなど手順があります。多い(笑)
でもこれを意識するだけで、それぞれのワインの個性がちゃんと見えてくるようになるんですよね。
かつてはスーパーや居酒屋でワインを飲む程度で、飲んでも「???」という状態だった私が、今ではワインセラーやグラスを揃えて家飲みするまでのハマりっぷり。
いやー、新しい趣味が見つかって満足です。
アセロラ
ワインを趣味にしようなんて、それこそ「きっかけ」がないとあり得なかったと思います。
まず「ワインが奥深い」という価値観すらありませんでしたから。
これもラグジュアリーカードの刷り込み?のおかげですね(笑)
ワインについては長くなりそうなので、今度記事にしたいと思っています。
ちょっといい肉料理のお店とかで店員さんと話が弾んで楽しかったりと、結構実用性もある優秀な趣味なのでおすすめです。
美術館優待
ラグジュアリーカードは会員向けに国立美術館優待を提供してます。
概要はこんな感じです。
- 常設の所蔵作品展への入場がいつでも無料
- 企画展は会期中1回入場無料
- 企画展はブラックとゴールドカード会員のみ対象
詳しい対象美術館は公式サイトが詳しいので、気になる方はご確認ください。
私は今のところ企画展優待のみ使っていますが、常設の方も時間を見つけてゆっくり巡ってみたいところです。
アセロラ
私はかなーり美術と縁遠い関係だったので、ラグジュアリーカードがなければ自ら美術館に行くことはなかったでしょうね(笑)
美術館趣味のおかげで母の美術館趣味を理解できましたし、一緒に展示を見に出かけるようになりました。
結果として趣味だけでなく、家族との関わりも増やすことができて満足です。
Luxury Tea(カフェ優待)
Luxury Teaをご存知でしょうか?
Luxury Teaは、ラグジュアリーカードのオリジナルブレンドティーです。
Luxury Teaの茶葉は販売しておらず、STREAMER COFFEE COMPANY(ストリーマーコーヒーカンパニー)の各店舗で飲むことができます。
他の優待と比べると特段目立たないかもしれませんが、この優待は私にとって良い体験をさせてくれました!
ご存知ない方向けに、良い公式ビデオをご紹介します。
動画の0:17くらいにLuxury Teaが登場します。
カフェ優待を利用すると1日1杯が無料で飲めるので早速試してみたところ、バニラ&フルーティでとても香り高くおいしかったです!
アセロラ
今まで特に紅茶にこだわりはなく「飲めれば良い」という感覚だったのですが、Luxury Teaに「紅茶とはこういうもんだよ」と教えられた気分です。
後日「Luxury Teaっぽい紅茶を自宅で飲みたい!」と思い立ち、銀座にあるマリアージュ・フレール本店を訪れ店員さんに聞いてみたのですが、
あーLuxury Teaですよね。
あれは極秘ブレンドなので私たちも知らないんです。
とのこと。
茶葉を購入する手段があればぜひ知りたいところです・・・。
そんな経緯で「紅茶の世界」に気付かされた私は、いつしか紅茶が趣味に加わってティーセットまで揃えるのでした。
結局満足度は?
ここまで「かっこいい」「趣味カード」のラグジュアリーカードの魅力を語ってきましたが、総合的な満足度についてお話ししようと思います。
ズバリ「申し込んでよかった」と思ってます!
よかった点はこの2点に尽きますね。
- かっこいい金属カードが持てて満足
- 新しい趣味が広がって満足
一方で、正直活用しきれていない点も述べておきます。
- (時勢的に)旅行やダイニングの特典を活用しづらい
- (私の収入の問題で)お値段が高くて手が出ない優待がある
逆に、「時勢がよくなれば」「特別な日に使うと決めれば」問題にならない点ではありますね。
なので結論、お勧めはできます!
でもやっぱり年会費高いよね?
「やっぱり年会費がどうしても」・・・という方もいると思います。
趣味カードとはいえ、年5万円以上のコストが見合うのか気になるところです。
ここまでは趣味カードとしての価値を紹介してきたので、最後に「実際どの程度のコスパなのか」について触れておきましょう。
ちなみにブラックカードであれば、年会費は以下の通りになります。
- 初年度:55,000円(約4,500円/月)
- 2年目以降:110,000円(約9,000円/月)
ではここから、どの程度元を取れるのかを見ていきましょう。
ポイント還元率は高水準
ブラックカードであればポイント還元率は1.25%と案内されています。
高水準ですね。
高い還元率で有名な楽天カードでも1%なので、楽天経済圏にお住まいでなければラグジュアリーカードがメインカードに十分なり得ます。
ちなみに仕組み上、正確には「最大で1.25%還元」ということになります。
なぜこのようなブレが発生するかというと、ブラックカードのポイント付与ルールが以下のように設定されているためです。
- その月の請求額1000円あたり2ポイント
- 利用明細2000円ごとに1ポイント
後者の「利用明細2000円ごとに1ポイント」がちょっとややこしいですが、これは「1回の買い物が2000円以上であれば、2000円ごとに追加で1ポイント」とい捉えてください。
つまり1回の会計で4000円の買い物をしたのなら、8 + 2 = 10ポイント手に入るイメージです。
すると1ポイント5円相当なので、4000円の買い物に対して50円分、すなわち1.25%還元となります。
「じゃあどうすればなるべく1.25%近い還元を受けられるの?」というあなたのために、グラフ化してみました(需要はあるのか?笑)
ポイントが発生するお会計金額1000円から、100円刻みで、10000円まで描いてみました。
このグラフから読み取れることは、
- 1回4000円以上のお買い物なら常に還元率1%を超える
- 2000円の倍数だと還元率が最も高く、そうでなくても1000円の倍数ならそれなりに高い
- 額が大きいほど還元率のブレ(ジグザグの上下幅)は小さくなっていく
ということですね!(笑)
ちなみに「2000円以下の買い物だと低還元率だから不向き?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
月合計でポイント数が決まる「その月の請求額1000円あたり2ポイント」のルールに合算されるので、全く無駄になるということはありません。
ところで「素直に1000円あたり3ポイントとならないの?」と思いますよね(私もグラフを作りながら思ってました)。
実はブラックの上位であるゴールドカードでは素直に「1000円ごとに3ポイント」の体系になってます。
アセロラ
個人向けゴールドカードの場合は招待制なので、最初からホルダーにはなれません。
ブラックでクレヒスを積みましょう・・・。
2021年3月リニューアル:映画館優待をフル活用するには?
次のトピックはみんな気になる「映画館優待」による還元。
2021年3月にリニューアルされた新優待仕様にて、還元率を考えてみようと思います。
まずは優待の内容を整理しましょう。
- TOHOシネマズやイオンシネマで1200円以上の映画チケットを購入するたびに、次から使える優待チケットが1枚もらえる
- カードのグレードに応じて、毎月最大1〜3枚のチケットがもらえる
- 優待チケットが手元に送られてくるタイミングは翌月末日までの間
概要は以上の通りですが、ちょっと厄介なのが優待チケットの仕組み。
アセロラ
優待チケットごとに1回の映画鑑賞が無料です。
ただし、購入できるタイミングとか利用手順がややこしいので整理しておきます。
もらえる優待チケットは「ムビチケ前売券G I F T」というもので、「ムビチケ前売り券」と引き換えることができるギフト券のようです。
有効期限は発行から6ヶ月なので、それまでに「ムビチケ前売り券」に引き換える必要があります。
ここで「そもそもムビチケ前売り券は何か?」について整理しておきましょう。
- 上映前の映画をお得に観るための前売り券
- 既に上映中の映画のムビチケ前売り券は入手できない
- 持っているムビチケ前売り券は、観たい劇場(TOHO、イオンシネマ以外も対象)のチケットと引き換えて使う
アセロラ
気になる映画が公開予定になった時点で、その映画の「ムビチケ前売り券」を入手しておくイメージですね。
いざ公開されたら、持っているムビチケ前売り券で劇場チケットを購入し視聴です。
では、ここまでの優待仕様の中からポイントになる部分をピックアップしましょう。
- まずTOHOかイオンシネマで自腹で鑑賞しないと優待チケットがもらえない
- 月2枚のチケットをもらうためには、結果的に月4回鑑賞することになる
- 最長で翌月末日頃に優待チケットがもらえるので、すぐに優待を受けられるわけではない
最も注意すべきは「まずTOHOかイオンシネマで自腹で鑑賞しないと優待チケットがもらえない」という点ですね。
毎月の映画代が0円になるのではなく、1本鑑賞ごとに1本無料というイメージです。
このため、毎月どれくらいのペースで映画鑑賞するかによって、優待による還元額が変わりそうです。
- 月1本以下のペースで映画を見る人:還元なし
- 月3本以下のペースで映画を見る人:1本分が無料
- 月4本以上のペースで映画を見る人:2本分が無料
つまり目安として、「月4本以上映画を見る人」が最も多く還元されることになります。
アセロラ
月4本以上と書いていますが、同伴者の分も払うようにすれば一人あたり月2本以上ということになります。
それでは実際に、金額にして最大どの程度還元を受けられるか見てみます。
ブラックカード持ちのTOHOシネマズ民(私の例)で試算した場合に、1900円 × 2枚 × 12ヶ月 = 年間45000円 相当の還元となります。
新生銀行経由の初年度半額を利用して年会費55000円で入会した場合、映画館優待だけでほとんど元を取れる計算に!
アセロラ
ムビチケ前売り券ではまだ未確認ですが、リニューアル前の優待チケットの場合はTOHOシネマズの「スタンプラリー(6本鑑賞で1本招待)」にカウントされました!
ただし無料鑑賞に対しては優待チケット(ムビチケ前売り券GIFT)をもらえませんので、その点は注意です。
さて、数字だけを見ればかなり元を取れそうではありますが、懸念ポイントも整理しておきます。
- 月4本も観るものがあるかどうかはその時々による
- 劇場で観たい映画を見つけてもその場でムビチケ前売り券GIFTは使えない
ムビチケ前売り券GIFTはあくまで前売り券用ということで困る場面はありそうですね。
ただし、どのみち還元を受けるには月2本の自腹が必要ですし、TOHOであれば1本招待が使えるので、完全に損な鑑賞をする事態にはならないかと思います。
問題はやはり「月4本も観るか、観たいものがあるか」という点が大きいでしょう。
アセロラ
今はコロナの影響で上映本数が少なく感じます。
映画優待を重視する場合は、申し込みの時期は様子を見て決めていいかもしれません。
人によっては他に元を取れるサービスも
ポイント還元率と映画館優待以外にも、直接割引されるサービスは色々とあります。
ただしそれがメリットになるかは「その人の価値観がどうか」「普段から利用しているかどうか」などで決まると思います。
例えば以下のようなサービスは、人によっては直接還元になりますね。
- コンシェルジュ(時間の節約がしたい人)
- レストラン(普段会食が多かったり良い食事をしてる人)
- トラベル(旅行が多かったり良いホテルに泊まる機会が多い人)
- ワイン(ワインを飲む機会が多い人)
- 美術館(普段からいく人)
それ以外にも、個人的に割と盲点ですが「Mastercard Taste of Premium®」はラグジュアリーカードも対象なので利用可能です。
アセロラ
「ラグジュアリーダイニング」という、対象レストランのコース2名以上予約に対して1名分が無料になる特典があります。
この特典の実体は「Mastercard Taste of Premium® ダイニング by 招待日和」だったりします。
Mastercard Taste of Premium®にログインしてみると、ありがちなレストランやホテル優待だけでなく、さとふる(ふるさと納税サイト)での納税に対して6%還元、といった優待もありました。
実際に使ったことがなく使用感をお伝えできないのが残念ですが、自分にメリットがある優待がないか調べておいても良さそうです。
優待一覧は、ラグジュアリーカード同様にTaste of Premiumの対象であるTRUST CLUBカードのサイトがわかりやすかったです。
Mastercardのランクごとに受けられる優待が変わりますが、ラグジュアリーカードは最高ランクの「World Elite」なので、記載のものは全て対象です。
参考 Taste of Premium® 優待一覧を確認するwww.sumitclub.jp
あとは「差額 = かっこいい趣味カードとしての価値」に納得できるかどうか
ここまでコスパを調べてきて、おおまかに年会費との差額が出せたかと思います。
差額なし、むしろお得という人はいますぐ契約ですね!(笑)
一方でちょっと損と試算された人は、あとはその差額をどう捉えるか。
「差額 = かっこいい趣味カードとしての価値」という図式に納得いくなら、契約を考えても良いのではないでしょうか。
アセロラ
初年度半額で入会後、気に入らなかったらもちろん解約できるので、悩むようなら実際に持って使ってみる、というの一つの手です。
まとめ
今回は「かっこいい」vs「高い」で揺れている方向けに、「かっこいい + 趣味カードとしてのラグジュアリーカードの魅力」を中心にお伝えしてきました。
私の思うラグジュアリーカードの最大の魅力は、
「趣味が増えるきっかけになるような、新しい体験の機会をくれる」
です。
この記事では、実際に私の趣味が増えていく体験も交えつつお話ししてきましたので、是非参考にしてもらえればと思います。
それと、ラグジュアリーカードの申し込みをされる場合は、新生銀行経由で初年度年会費を半額にすることをお忘れなく!
また今後、ラグジュアリーカードの使ったことないサービスを使ってみたり、なんだかんだ趣味が増えたという際には記事を書こうかなと思っています。
皆さんの人生が、より豊かで素晴らしいものになりますように!
ではまた!